【売約済】パールマン(vn) バレンボイム(p)／ブラームス：vnソナタ全集

ブラームス
①ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 作品78「雨の歌」
②ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 作品100
③ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 作品108

イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
録音:1989年10月 (ライヴ)

ブラームスが書いた3曲のヴァイオリン・ソナタは、どれもブラームスの個性を発揮した名曲です。美しくロマンティックな中に、どこか気難しさ、思索的な部分も併せ持ちます。自然に溶け合いながら歌う、ヴァイオリンとピアノのコンビネーションの見事さや、美しくロマンティックな旋律美と、人生の酸いも甘いも知り尽くしたブラームスならではの渋みのバランスの絶妙さなど、どこをとっても理想的な音楽。第1番から第3番まで、それぞれ異なった個性を持つ、ロマン派ヴァイオリン・ソナタの至宝ともいうべき三幅対、どうぞお楽しみください。

パールマンとバレンボイムという天才肌の二重奏ならではの味わいにあふれ、潤いに満ちたブラームスの世界が広がります。パールマンの音には繊細な美しさに加えて、表情の落ち着きがあり、耳な極めて快い感覚です。パールマンの音楽センスの良さは抒情的な歌の旋律を過剰に歌い回さないことにありますが、それでいて旋律は十分に表情が豊かです。その点がバレンボイムの気質との見事な一致をみせ、ブラームスの室内楽の本質的な美を引き出しています。冒頭から拍手も収録されたライヴ録音ですが、見事な音質です。

パールマンは1983年にアシュケナージとも同曲集を録音していますが、どちらも甲乙つけがたい名演です。パールマンは、明るめの音色でブラームスをしなやかに歌い上げている。バレンボイムのピアノが瑞々しい。

当代屈指のヴァイオリンの名手であるパールマンが、指揮者としての活躍が目ざましく、ピアノも巧者なバレンボイムの共演を得て実現したブラームスのヴァイオリン・ソナタ全３曲のリサイタル・ライヴ。ここでの演奏はライヴならではの緊迫感の中で、なお一層作品の内実に迫った、白熱的な名演が実現されている。当曲集のベストを争う名盤である。

国内盤、帯無し、盤面傷無し
プラケース少しすれあり

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